2010-01-01から1年間の記事一覧

(私論)キャリア教育とはこんな意味で捉えられないか

今日は、高校の進路指導の先生方を招いての研究会が大学で開催された。とくに商業高校の先生の発表では、職業教育の点から見て、非常に参考になる取り組みを紹介され、大変面白かった。その後、先生方と懇親会。話をしているうちにキャリア教育がなんなのか…

阿部謹也ゼミの思い出

僕にとってゼミとは大学生活のすべてといってよいほどのものである。大学生活や大学の勉強を語る上で、自分が経験したゼミを抜きに議論することはできない。そこで、少しまとめて書いてみよう。この記事は大学2年のゼミの思い出だ。ゼミ旅行の記事でも書い…

新米教員、新入生研修を乗っ取る(その4)〜研修を導入するだけじゃダメだった

前回の記事の通り、法学部のフレッシャーズ・ミーテイングは、実施している教員と学生が誇りに思うほどの高度な内容へと進化していきました。毎年、少しずつレベルアップしていった結果、他の学部が真似しようと思っても、簡単に真似ることのできないレベル…

新米教員、新入生研修を乗っ取る(その3)〜新入生研修は導入したけれど。。

今回はさくっと短い記事です。 法学部でPAを最初に導入したのは2004年のフレッシャーズ・ミーティング(FM)でした。ちょうど「FMを担当してくれ」と当時の学部長に依頼されたことを幸い、僕がFMの中身を変更できるチャンスに恵まれたのです。ただし、PAロー…

番外編〜こんなPBL研修をやってみた

先日、大学からおよそ30kmくらい離れた宗像グローバルアリーナというところで、「オフキャンパスFD研修」と題して1泊2日の教職員研修をやってきました。オフキャンパス研修は今回で2回目。大学を離れ自然豊かな場所のなかで、ゆっくりと参加者全員でグル…

新米教員、新入生研修を乗っ取る(その2)〜こんな新入生研修があるのか!

みなさん、こんにちは。 2003年のことです。一橋大学国際企業戦略研究科(ICS)という、半分が留学生、授業はすべて英語というちょっと変わった大学院が面白い研修をやるから見にこいと誘われ、ちょうど夏休みということもあって、僕は八ヶ岳にまで、のこのこ…

新米教員、新入生研修を乗っ取る(その1)

大学の教員はしばしば「自分の専門分野を学生がどれだけ理解できるか」で学生を評価しがちです。でも、それだと、実は、東大・京大の学生以外はみんな劣等生になってしまいます。そうではなくて、単純に、学生が今までできなかったことができるようになり、…

学部長が考えるゼミ旅行の重要性

先日、1年〜4年までの私のゼミ生10名と釜山に4泊5日旅行してきました。関釜フェリーを使うので現地では2泊ですが、朝早く到着し、夜に出航するので、向こうではまるまる3日間使えます。フェリーの中も大変快適です。料金も往復1万5千円。ホテルは…

学部長、横断会議を開催する

以前の記事で、学部長は学部の教員と切り離され、非常に孤独感を感じているということを書きました。学部長が出席する会議の数々は、どれだけ参加してもちっとも学部の改革につながりません。また、学部長が議長である教授会は、審議事項、報告事項をこなす…

学部長、高校訪問に行ってみた

「高校訪問」と聞いて、大学関係者の方々、どう思いますか? ウチでもやってるとか、あれはキツいとか、あんなこと今すぐ止めるべしとか、いろんな意見があることでしょう。実は、僕のオヤジも大学教員でして(実は学部長経験者なのでそのへんはまたおいおい…

学部長はあっという間に無能化する

学部長になってみてはじめて分かったこと。それは、学部長はとっても孤独だってことです。今までは研究棟にいて、何かあれば他の先生のところに遊びに行ったり、コミュニケーションをとることが簡単にできていました。ところが、学部長室は事務棟にあるので…

学部長ブログを始めます

こんにちは。突然衝動にかられて、ブログを始めることにしました。私は九州国際大学法学部に2001年から勤めています。国際政治学の科目で専任講師として採用されましたのが31歳の時でした。で、学部長になったのは私が38歳の時です。以来2年間学部長を勤め…